辻堂地区 敬老会に人型ロボット クイズや体操を一緒に
ロボットとの会話に笑顔
辻堂地区の敬老会「友好会」（柿沢武会長・会員数70人）が６月20日、介護ロボット「パルロ」との交流会を辻堂駅前町内会館で行った。
パルロは人の言葉が理解でき、会話やクイズの出題、歌、ダンスや体操なども行える、身長30cmほどの人型ロボット。「さがみロボット産業特区」における生活支援・介護予防ロボットの実用化に向けた取り組みとして重点プロジェクトに位置付けられている。市内の敬老会でデモンストレーションを行うのは初めてのこと。
この日は、会員約40人が参加。最初にパルロが自己紹介を始めると、声や動作が「かわいい」と参加者の表情は笑顔に。その後、クイズやレクリエーション体操を一緒に行い、約１時間の交流を楽しんでいた。参加した会員からは「昔では考えられない、長生きして良かった」、「一緒に体操するのも楽しかった」と声があがった。
柿沢会長は「２月頃に初めてパルロを知り、敬老会に呼んでみようと企画した」と話し、「普段は、医療講演会などを行っているが、新しい時代を感じるロボットとの交流を楽しんでいた」と語った。
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