相模原市の「津久井やまゆり園」で昨年7月に発生した殺傷事件を受け、藤沢市障がい者日中活動支援事業所連絡会は12月、「個人の尊厳を否定した非道な行為は断じて許されない」とする声明を発表し、市に提出した。
声明では「加害者が精神科病院に措置入院の経験があることが余りにも重要視され、市民の間で精神障害者に対する偏見や差別が助長される傾向がある」と懸念。「障害のある人の命は、障害の無い人と同じ重さで、価値がある」「障害のある人が生きやすい日々を送れるような社会を目指したい」とし、支援活動への理解促進を呼び掛けた。
市内で福祉事業を続けるNPOなど8法人、14団体からなる同会。濱坂英則副会長は「本当に心を痛める事件だった。報道を見て、職員にも利用者様のご家族にも不安が広がった」と話す。不安の解消に尽力するため「会員たちに呼び掛け、皆の思いをまとめた声明文を作成した」と語る。
坂本郷司会長は「少しでも多くの市民にメッセージが伝わり、障害のある人への支援の輪が広がれば嬉しい」と話した。
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