鵠沼郷土資料展示室(鵠沼市民センター内)で、企画展「写真に見る鵠沼南部の変遷」が開かれている。午前10時から午後4時(月曜休館)。2018年2月15日(木)まで。
今回は、3テーマで展示。メーンは、湘南学園出身で鵠沼在住の建築家・前田忠厚さんによる「景観の定点観測」。大学院生だった前田さんが卒業制作のために撮影した1990年当時の鵠沼エリア737カ所の景観写真がベースとなっている。2006年、10年、16年に同じアングルで撮影し、街の移り変わりを4枚の写真で表現している。別荘地の名残がある緑豊かな庭園や邸宅が、宅地開発に伴い、駐車場になったり、土地が分割されて分譲戸建が立ち並ぶ様を、つぶさに観察することができる。
第2展示は、「旧鵠沼書店店主の故・福地誠一さんの景観写真」。1931年ごろに撮影された鵠沼の風景をもとに、83年と2017年に同ポイントでカメラに収めた3枚の写真を通じて、83年の変遷をたどる。
第3の展示は「半纏物語」。鵠沼の別荘地の区画は最低でも3300坪の広さがあり、植木屋や農家など、出入りする業者が数多くあった。都会での大店(おおだな)の風習を取り入れ、一目でどこの業者が分かるように着させたのが始まりで、その後、信頼や屋号を売り込むために日常的に使用されていた半纏が掲示されている。
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