熊本地震の被災地を支援してきた有志団体「チーム藤沢」(下田亮代表)は11月20日から22日まで、現地視察を行った。
2016年4月14日に発生した熊本地震。「チーム藤沢」は被災地を支援したいという藤沢市民の声を受け、同月22日に発足した。被災直後の熊本に赴き、現地ボランティアや医療機関などとパイプ作りをし、被災した人たちが望む物資をもとに藤沢で寄付を募ってきた。また、集まった暖房器具や衣類、家電などの中から使用できるものを選別し、現地でゴミにならないようタオルやスポンジを敷き詰めて梱包。必要とされる場所に的確に送り届けるなど、細かい気遣いを行いながら今年4月14日まで活動を続けてきた。
下田代表たちが訪れたのは、活断層上にある益城町、西原村、南阿蘇村など。下田代表によると、視察で藤沢から来た旨を熊本の人に伝えると「チーム藤沢ですか」と尋ねられるほど藤沢の名は浸透し、「一番困っていた時にとても助けられた」と涙を流して感謝される場面が多くあったという。
現地の復興は今年4月以降、倒壊家屋への公費解体が広がったことで急速に進み、新築の家が増えているという。また、仮設団地の規模によって、受けている支援に格差があることも指摘した。
下田代表は「熊本の人たちの自立を考え、1年間の活動と決めていた。今後は被災地のことを忘れず、多くの人が熊本を訪れ、買い物をするといった間接的な支援が望まれるのでは。1年間の活動に賛同し、協力していただいた多くの方に感謝したい」と話した。
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