洋楽、邦楽のエッセンスを感じさせながら独自のロックを鳴らし、90年代から00年代の音楽ファンから高い評価を得たHermann H.&The Pacemakers(以下、ヘルマン)。同バンドのギター・ボーカルが岡本洋平さん(35)=美住町在住=だ。
長い沈黙期間を経て発表された昨年のベスト盤に続き、今年1月に10年ぶりとなる新アルバム「THE NOISE,THE DANCE」で本格復帰したヘルマン。2月から3月に行われた全国ツアーがひと段落した現在。「活動再開してから行けていなかった場所でもライブが出来たし、昔からのファンや新作で自分たちを知ってくれた若い子たちが良い具合に混じっていて楽しめました」と充実したツアーの様子を語る。
取り戻した自分たちらしさ
脱退していた主要メンバーとのわだかまりを解消し再加入までこぎ着け、新作の構想を練った場所は岡本さんの地元、茅ヶ崎だ。「昔はつっぱって東京っぽい音を目指していたけど、今はメンバーそれぞれの暮らしもあって住む場所もばらばら。それぞれが好きな街の影響とかも取り込める環境になりました」
売れる作品を作ろうとするあまり空中分解してしまった過去の経験が今に活きている。長年ファンだったサザンオールスターズの昨夏の熱狂を目の当たりにして「色々あっても続けていくことの美しさを実感しました。自分たちらしい音を出して茅ヶ崎人の誇りを持ちながら、多くの人に聴いて貰える活動をしていきたい」と笑う。勢いを取り戻したヘルマンサウンドが今年も夏フェスなど様々な会場で観客を魅了する。
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