インターハイ陸上競技・やり投げの県予選会が5月19日、三ツ沢公園陸上競技場で行われ、伊志田高校の五味誠さん(2年)が3位に入賞し、加藤亜季さん(3年)も8位に入った。五味さんは、6月15日から群馬県で行われる関東大会に出場する。
4月の地区大会を通過した47人で争われた県予選会。五味さんは、地区大会では50mを超えるのがやっとだったが、1ヵ月後の今大会では自己ベストを10m以上更新する60m17を記録、自身初となる関東大会出場を決めた。競技を始めてわずか10カ月での快挙に「自分でも驚いていますが、とてもうれしいです」と笑顔で話す。
中学までは硬式野球チームで投手をしていた五味さんだが、やり投げの村上幸史選手をテレビで見て「自分もやってみたい」と思い、高校からは陸上に転向した。現在は、境吉彦コーチ(59)の指導のもと週6回の練習をこなす。また、週に2回は海老名市の陸上競技場で50本以上の投げ込みも行うなど、関東大会に備える。五味さんについて境コーチは「まだ2年生。これからもっともっと伸びると思う」と期待を寄せる。
40人近い部員のなかでやり投げの選手は五味さんと加藤さんだけ。決して恵まれた練習環境とは言えないなかでも、2人は協力しながら練習に取り組んできた。加藤さんは五味さんに「関東でも普段どおりの力を出して頑張ってください」とエールを送る。
関東大会にむけて五味さんは「記録の更新やインターハイ出場を狙うというよりも、チャレンジ精神で悔いのない試合をしたい」と意気込んでいる。
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