伊勢原市出身の童話作家で昨年7月に他界した、福明子さんを紹介するコーナーが、4月13日から市立図書館2階の児童図書コーナーに設置された。
「福明子先生のせかい」と名付けられたコーナーには、福さんの著書や直筆の詩・イラスト、プロフィールなどが並んでいる。また、この場所を訪れた人同士で、数々の作品の感想や先生との思い出話で言葉の交流ができる『みんなのことば』ノートも置かれている。
伊勢原市生まれの福さんは、大学卒業後28年間にわたり、市内の小学校に勤務する傍ら様々な創作活動を続けてきた。絵本『ジンとばあちゃんとだんごの木』では、ひろすけ童話賞を受賞するなど数々の賞も受賞。命の大切さを伝える多くの作品を残した。
今年3月、「魂のこもった作品を記憶に残して欲しい」という思いで、弟の唯志さんから本や色紙など、残された多くの作品が図書館と市内の小中学校に寄贈された。図書館のコーナーでは、今後も季節に合わせて色紙などを変えながら展示していく予定。
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