藤沢市は10月24日、2013年度から進めていた「藤沢公民館・労働会館等再整備」事業の概要を明らかにした。老朽化していた労働会館を解体し、建物を新築して周辺の計8施設を統合する計画だ。
今回の再整備構想は、計画の中間報告として公表されたもの。市内の公共施設を複合化し、機能を集約して施設数の削減を図る「藤沢市公共施設再整備基本方針」に基づいて行われる初のケースとなる。現在想定しているスケジュールでは、15年度に基本設計を行い、19年度の供用開始を目指している。
新施設は、6階建てで現在の労働会館(本町1の12の17)の所在地に新築される。敷地面積は3657平方メートルで、総事業費は45億円となる見込み。また敷地の北側にある「本町一丁目憩いの森」と新施設の屋上広場とをつなげて一体的に活用できるよう整備するという。統合されるのは藤沢公民館と労働会館のほか、藤沢市民図書室、藤沢地域包括支援センター、地域生活支援センターおあしす、藤沢子供の家、藤沢西部地区ボランティアセンター、放課後児童クラブ(新設)の計8施設。
市産業労働課は「建物には新たに児童クラブも設置し、子どもから高齢者まで幅広い世代が集える施設を目指す。また世代間交流の講座を開くなどして、相乗効果で利用者を増やしていきたい」と語った。
新施設に関する利用者説明会は11月14日(金)、労働会館で開かれる。時間は午後2時からと7時からの2回を予定している。
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|