西富の時宗総本山遊行寺(住職・時宗法主真円上人)で9月21日から24日まで、「秋季開山忌」が行われた。行事では、時宗の宗祖一遍上人の忌日法要となる「大施餓鬼法要」をはじめ、踊り念仏奉納や稚児行列などが実施された。
稚児行列は、子どもが神仏に祈り奉仕することで加護を受け、健康と良縁に恵まれるよう祈願するもの。23日には、約30人の子どもたちが華やかな衣装に身を包んで法要に参加していた。また今年は戦後70年の節目を受け、藤沢市遺族会と協力して22日に戦没者慰霊法要も実施。秋季開山忌での慰霊法要は今回が初めてだという。
この行事は、一遍上人が入寂した(没した)とされる「正応2(1289)年8月23日」に合わせたもので、太陽暦の採用された明治時代以降は毎年9月に行われている。同寺を開いた遊行4代呑海上人の忌日法要である「春季開山忌」と並び、最も重要な年中行事のひとつとなっている。
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