スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」による影響で、江の島では7月29日から、夜間の通行規制が開始され、商店街も看板を設置するなど、島内への立ち入りやゲーム利用の自粛を呼びかけている。
江の島は観光地として人気だが、島内には154世帯(7月1日現在)が暮らす居住地でもある。22日の国内配信以降、江の島には昼夜を問わず利用客が殺到。特に夜間は大きな影響があり、騒音により住民の睡眠に支障が出るほどで、朝にはゴミや吸い殻などが散乱しているという。
こうした状況を受け、島民と市、観光協会、警察は協力して対策を決め、午後10時以降は江の島大橋の入口に警察官が立ち交通規制を行い、並行する歩行者専用橋にも市職員らが立ち呼びかけを行う。
入場制限「本意でない」
観光地として戸惑いも
「ポケモンGO」の影響により、夜間の入場制限を開始した江の島。島内の町内会で組織される江の島振興連絡協議会の湯浅裕一会長は「観光地として入場に制限を加えるというのは本意ではない。戸惑いもあるが居住地として島民の生活があるので自粛をお願いすることになった」と話す。
ゲーム配信以降、参道入り口の鳥居周辺は多くのゲーム利用者で溢れて、一部の利用者は、玄関前に座り込んだり、ゴミを放置するなど迷惑行為に及んだ。島民らのストレスがたまっていたという。
7月29日の夜から制限を始め、30日と31日には、午後9時から30分間隔で3回、島内放送を流し協力を呼びかけ、市を通して関連会社にスポット削除なども要請している。
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