相模原療育園の診療部長で小児科医の細田のぞみさん(=人物風土記で紹介)が発起人となっている「さがみ虹色ネット」では、発達障害児の支援に取り組んでいる。
自閉症や注意欠陥他動性障害などの発達障害児は、周囲に理解されず不適切な対応を受けやすい。そんなハンディを抱える子どもへの教育のあり方を考えようと、同ネットでは市内の小中学校教師や医者、心理カウンセラー、理学療法士、市職員など約40人が、職種を超えて連携している。
2カ月に1回勉強会を開き、発達障害を抱える子どもの事例を研究。現在の問題を把握し、様々な職種から対策案を出し合う。そこから個別指導計画を作成し、実際に教師が実践した後、経過報告もされる。
同ネットが発足したのは、障害児への特別支援教育が法制化された平成19年。細田さんの講演会に訪れていた戸田淑子さん(桜台小学校教諭)と知り合ったことがきっかけとなった。
会長を務める大里朝彦田名小学校長は、「教員だけでなく、医療や心理など様々な異業種の新しいアイディアが聞けることはとても有意義」と語り、今後も活動を続けていく方針を見せている。
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アゴラ春号5月3日 |
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