飛び込み・坂井丞選手 世界水泳、一歩届かず 五輪出場は次回選考へ持ち越し
先月31日まで中国・上海で開催された世界水泳選手権・飛び込みに、市内在住の坂井丞選手(18・日体大)が出場。ロンドン五輪への切符が懸かる大舞台で健闘したものの、出場権を獲得することはできなかった。
決勝進出(上位12位)を果たすことで五輪出場が内定する今大会。坂井選手は国内選考会で優勝した男子3m板飛び込みと、同2位だった男子高飛び込みにエントリー。しかし、予選の段階で調整が思うようにいかず、高飛び込みの出場を辞退。板飛び込み一本に絞り、大会に挑んだ。
厚かった五輪への壁
予選を突破した坂井選手は21日の板飛び込み準決勝に出場。5回目終了時点まで五輪圏内の7位と奮闘したものの、最終6回目で回転不足などのミスから大幅な減点となり、13位に後退。世界水泳での五輪出場は果たせかった。試合後、「(6回目は)助走と踏み切りが成功し、安心してしまった」と振り返った坂井選手。父・弘靖さんによると、帰国後、実家では涙を流して悔しがったという。
W杯でリベンジ
今後、五輪選考会は9月のアジア大会と来年2月のワールドカップに絞られる。ただ五輪枠が極端に少ないアジア大会への坂井選手の出場は微妙で、事実上、後者がラストチャンスになる可能性が高い。「今回、学んだことも多かった。気持ちを切り替えて、次に臨みたい」と坂井選手。今月11日には、休む間もなく中国・深圳(しんせん)での夏季ユニバーシアードへ出場するため、再び日本を発つ予定だ。
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