津波によって大部分が水没した陸前高田市立博物館(岩手県)。そこから救出した標本が見られるミニ展示「標本レスキュー」が、現在相模原市立博物館(高根)で始まっている。
ボランティアグループ「相模原植物調査会」は先月、カビの浸食や腐敗が進んでいたこれらの資料400点の復旧作業を完了させた。今回の企画では、作業の様子や実際に洗浄・復旧した標本を展示し、学術分野の専門技術を生かした被災地支援のあり方の一つとして紹介している。
実際にボランティアに参加した同会の田中良也さんは、「洗浄し乾燥を進めると予想以上にきれいな姿がよみがえり、『良かったね』と標本に呼びかける仲間もいました」と作業を振り返っていた。
展示は今月31日(水)までで、開館時間は午前9時半〜午後5時。月曜および祝日の翌日休館。詳細の問い合わせは同館【電話】042・750・8030まで。
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アゴラ春号5月3日 |
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