修学旅行「日光以外へ」 ママらが署名活動 セシウム堆積「市の6倍」
幼稚園児や小学生の子どもを持つ、父母らの市民団体『こどもまもりたい』では現在、市教育委員会及び市小中学校校長会に対し、小学校修学旅行の行き先を「日光以外へ」と、変更を求める署名活動を行っている。調査によると、栃木県日光市は相模原市の6倍以上の放射性物質が測定されている。
例年は日光市
「家族旅行でも行かないのに、わざわざ学校行事で行くのは間違っている」。メンバーのひとり、能勢広さん(南区下溝)は、一人の父親として訴える。
市内小学校の多くは修学旅行の行き先を例年「日光市」としている。しかし日光市は福島第一原発事故による放射性物質(セシウム134、137)が現在も多く堆積しているとみられる。文部科学省が7月に実施した航空機モニタリング調査によると、日光市内では6万〜10万ベクレル/平方メートルが確認されている(相模原市は1万以下)。「セシウム134の半減期にあたる2013年までは、子どもたちの健康に配慮して、日光ではなく他の地域へ」と、能勢さんらは提案する。
なお、市内の多くの小学校は今年度、既に日光市への修学旅行を実施した。市学校教育課によると、父母からは何件かの問い合わせがあったそうだ。
また、これと同時に、同団体では学校への水筒持参の許可等を求める署名活動も行っている。「水道水は現時点で問題ありませんが、丹沢山間部などのセシウム堆積量は6万〜10万ベクレルの試算です。山から相模湖などの水源におりてくる可能性も考えられます」
署名の方法、団体の活動についてはブログ(http://ameblo.jp/hirohaco/)にて確認を。電話での問い合わせは能勢さん【電話】042・777・5557へ。署名は今月末まで受付。
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アゴラ春号5月3日 |
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