神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

津久井伝統食 "にごみ"復刻

公開:2012年5月10日

  • LINE
  • hatena
“にごみ”の味を復刻させるプロジェクトメンバー
“にごみ”の味を復刻させるプロジェクトメンバー

 今ではあまり家庭で見られなくなった、市内緑区津久井地域の伝統食”煮込みうどん(通称・にごみ)”。この伝統食を復刻させようと、津久井地域商工会連絡協議会と東京家政学院大学が連携して、再現プロジェクトチームを発足させた。当時のレシピを公開し、地域の飲食店で食べられるよう協力店を募っていくとともに、イベントなどで周知を図っていく予定だ。

 津久井地域では、昭和初期までは水田が少なく、雑穀に適した立地条件などから、米よりも小麦や大麦を使った「うどん」や「すいとん」「饅頭」などがよく食べられていたという。

 同協議会では「津久井の伝統食を再現しよう」と、同大学と共同で、昨年6月に再現プロジェクトチームを発足。昔の家庭料理を知る地域の高齢者を訪問して、当時の様子や各家庭のにごみの作り方の調査を進めた。

 レシピはうどんそのものの作り方を中心に野菜の種類、調理方法、醤油味、味噌味の作り方が紹介されている。津久井地域商工会連絡協議会では「代々家庭に受け継がれていた煮込みうどんの味が消えつつあり、今回大学の協力で、参考となるレシピを完成させることができました。美味しいものになったと思うので、今後は地域のお店で食べられるようにするとともに、イベントなどでも普及活動に力を入れていきたい」と話している。
 

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

アゴラ春号

アゴラ春号

5月3日

にこにこが寄付

障害者チームが市リーグ参加

社会人サッカー

障害者チームが市リーグ参加

5月2日

「やさしさ」胸に奉仕を

「やさしさ」胸に奉仕を

相模原グリーンロータリークラブ

5月2日

上溝郵便局員が詐欺防ぐ

上溝郵便局員が詐欺防ぐ

相模原警察署から感謝状

5月2日

「唯一無二の歌を」

伊勢正三さん・イルカさんインタビュー

「唯一無二の歌を」

6月7日、グリーンホールでライブ

5月2日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook