上溝に鎮座する亀ヶ池八幡宮(根岸信行宮司)で先月27日、「泣き相撲・亀ヶ池場所」が開催された。
化粧まわしを着けた赤ちゃんが、力士姿の大人に抱きかかえられて土俵入りする泣き相撲は、元気な泣き声を競い合い、赤ちゃんの健やかな成長を祈願する伝統行事。晴天に恵まれた当日は、生後6カ月から2歳半までの赤ちゃんの家族、120組が参加した。
家族の絆も深める
大人力士に抱えられて土俵にあがった豆力士は、行司の「はっけよい、のこった」のかけ声にあわせて元気に泣き声を響かせた。取り組み中は、「頑張れ」「もっと泣いて」と家族から歓声も上がり、境内は大盛り上がり。参加者は「わが子の元気な泣き声で成長を実感できた。嬉しかった」と笑顔で話していた。
当日は泣き相撲のほか、神前での健康祈願や赤ちゃん力足、一生餅担ぎ、背伸び太鼓など多くの行事が行われ、参加者はそれぞれに子どもの成長ぶりを笑顔で見守っていた。「赤ちゃんの元気な泣き声は邪気を祓い、健康を授かると言われています。家族の絆も深めるこの泣き相撲を、来年も続けていきたい」と根岸宮司は抱負を語っていた。
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アゴラ春号5月3日 |
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