市はこのほど、市役所前通りの桜並木と小原宿本陣(緑区小原)をそれぞれ『景観重要樹木』、『景観重要建造物』に指定した。
今回の指定は国が定める景観法に基づいている。外観の優れた建造物や樹木を指定することで、地域の個性ある景観づくりの核として、維持、保全、継承を図ることがねらい。
区内で指定を受けた市役所前通りの桜並木は305本のソメイヨシノが並ぶ。長さは約1500mで、毎年4月には桜まつりの会場として、長年親しまれている。一方の小原宿本陣は県下で唯一現存する本陣。周辺の古民家とともに歴史的な街並み景観の形成に重要な役割を果たしている。市街づくり支援課では「今回の指定で樹木や建造物の周知、保全ができるようになる。それを核として、まちづくりに取り組んでいければ」と期待を寄せている。