社会福祉法人相模原市社会福祉協議会は3日、第43回市社会福祉大会で、市内在住の演歌歌手・平浜ひろしさん(日本クラウン所属)に感謝状を贈呈した。
これは今年7月に市民会館で行われた平浜さんのトリプルコンサートの際、高齢者らを無料で招待した功績を称えたもの。社会福祉の向上に貢献した多額寄付物品協力者として表彰された。同協力者としての受賞は平浜さんを含む3人、5団体が該当。
平浜さんは、今年デビュー10周年。相模原で精力的に活動している。近年は明治座の舞台に立つなど、県内外でも活躍。震災後は自身が福島県出身ということもあり、各公演先で義捐金を募るボランティアにも汗を流した。
今回の受賞について、平浜さんは、「デビュー前、経営者として賞を受けることはあったが、演歌歌手・平浜ひろしとしての受賞は初めて」と説明。「無名の歌手が歌を届けることが、どれだけの地域貢献になるか分からず活動してきた。だからこそ、(今回の受賞は)大変嬉しく思うとともに、重みも感じる。残りの人生も地域のために、歌を通して貢献していきたい。少しでも勇気や希望を与えられる歌を届けられれば」と話した。