ボウリングワールドカップ 谷合選手が世界5位に 「自分にもチャンスがあったと思うと悔しい」
ボウリングの第48回QUBICA AMF ワールドカップが昨年の11月24日から12月2日までポーランドのヴロツワフで行われ、日本代表の谷合貴志選手(相模原パークレーンズ代表/富士見在住)が5位で大会を終えた。
今回のワールドカップには82カ国の代表選手が出場した。谷合選手は9月に行われた国内大会で優勝し、今大会の出場権を獲得。日の丸を背負い、世界の強豪がひしめく大舞台に臨んだ。
「レベルアップさせたい」
20ゲームを4日に分けて行う一次予選は上位24位までが予選通過のライン。谷合選手は緊張からか、思うようなゲーム運びができず、出だしからつまずいてしまう。「初日を終えて40位くらいだった。ガターをやってしまったり、大事にいきすぎた」。しかし、気を取り直し迎えた2日目。ここから一気に盛り返す。「いけそうなところはいって、厳しいところは我慢してというのを心掛けた。同じ失敗を繰り返さないようにした」。いつもの感覚を取り戻すと、一次予選を7位で突破。さらに、2次予選も勢いそのままに1つ順位を上げ6位で通過した。上位8人に絞られた中でのラウンドロビン(総当たり戦)では5位まで順位を上げ大会を終えた。
谷合選手は「最後は優勝した選手と差があまりなかった。もっと頑張れたら自分にもチャンスがあったと思う。悔しい」と振り返る。「今回、経験したことを取り入れて、自分のボウリングをレベルアップさせたい」と前を向いた。
谷合選手が所属する相模原パークレーンズの江頭善文マネージャーは「優勝はできなかったけど、技術の高い選手の中で、良い成績を残したと思う。これからも上をめざして頑張ってほしい」と話していた。