少人数学級 中3で検証
市教育委員会は4月から、中学校3年生を対象に少人数学級(生徒数35人以下の学級編成)を推進校で実施する。生徒の学力向上や望ましい人間関係づくりなどへの効果が期待され、実施上の課題について研究及び検証を行うという。
現在、市内には27校の中学校があり、1クラス40人までとされている。そのうち35人以下のクラス運営がされているのは5校しかない。今回、中央区・南区・緑区の各区で1校ずつ推進校を設定。3年間に渡って検証を行う。
全国的に少人数クラスの導入が推進されているが、他市では小学校低学年で設定することが多く、神奈川県で中学3年生を対象に取り組むのは相模原が初という。中学3年生を対象にした経緯について、学校教育課は、進路指導や下の学年に対する効果が期待されるとしており、非常勤講師を各校2人ずつ増員させた。同課は、「5人しか変わらないと思われがちだが、教室のスペースや進路面談の時間には大きく影響すると考えている」と話している。
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アゴラ春号5月3日 |
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