相模原市財政白書を発行 市の状況を平易に解説
相模原市はこのほど、2012年度普通会計決算を中心に財政に関わる項目や、数値、指標などを解説した「相模原市財政白書」を発行した。他の政令指定都市との比較や過去10年間の推移などが盛り込まれたほか、各章ごとにダイジェストページを挿入するなど工夫がなされている。市の行政資料コーナーや市内の図書館、公民館で閲覧できるほか、同コーナーで販売(1冊1220円)。市HPからも見られる。
同書によれば、財政力指数は、全国20の政令指定都市中、5番目に高い値に位置。実質公債費比率が最も低く、将来負担比率も4番目に低い数値となっていることから、標準的な一般財源の規模に対する債務の割合が少ないことが分かる。
歳入では、市税の中で景気の影響を受けやすい法人市民税の割合が低く、比較的変動の少ない歳入構造となっている。一方、歳出では10年間で待機児童解消に向けた取組や生活保護費などの福祉施策に取り組んだ結果、民生費が大幅に増加。道路整備や市街地再開発などの土木費や、市債の返済などの経費である公債費の割合が減少していることなどが解説されている。
担当の財務課では「財政をより身近に感じていただきたいと思い、作成しました。堅いイメージがある財政を紐解いてもらえれば」と話した。
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にこにこが寄付5月2日 |
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