大地震発生時などに備えた防災訓練の一環として8日、市内の小・中学校合わせた104校で、合同引き渡し訓練が行われた。
これは、災害時に児童や生徒だけの帰宅が困難な際、学校に来た保護者へ安全に子どもを引き渡せるよう、手順や経路を確認する訓練で、東日本大震災の経験を踏まえ、昨年より小・中学校合同で実施されている。年度当初、各家庭で「引き渡しカード」を学校に提出しており、学校はあらかじめ登録された保護者であるかを確認して、直接子どもを引き渡す手順になっている。共働きの家庭などは近隣住民同士で協力し合い、引き渡しに赴くケースもあるという。
市学校教育課は、「訓練は継続して行うことに意味がある。災害が起こる前後のことまで考えて行動できるよう、市民への意識付けを図りたい」と話している。訓練に参加した保護者は、「緊急時の動きが分かって良かった」と振り返った。
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にこにこが寄付5月2日 |
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