市内の待機児童93人 昨年比39人減も「0(ゼロ)」ならず
保育所待機児童数ゼロをめざす相模原市はこのほど、市における4月1日現在の待機児童数を発表した。結果は93人で昨年度の132人から39人減少したものの、目標である「ゼロ達成」とはいかなかった。
市では、認可保育所の新設、分園の設置、既存施設の定員改定によって、昨年度、325人に保育所の定員枠を拡大。各区のこども家庭相談課に保育専門相談員を配置するなど、相談体制の充実も図り、待機児童解消に向け取り組んできた。しかし、就学前の児童数は昨年度に比べ減少したものの、保育所入所申込者数は増加。働く女性が増えたことや、駅周辺の大規模マンションの建設、保育所定員の拡充による入所への期待感の高まりなどが主な要因とみられる。
今後市では、民間保育所整備による498人の定員増や認定保育室、幼稚園の預かり保育の利用促進などに取り組み、更なる待機児童解消をめざしていく考えだという。
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アゴラ春号5月3日 |
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