講演会 「まずは自分ができることを」 戸羽太陸前高田市長
家族、地域の大切さを語る戸羽太市長
東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市の戸羽太市長を招いて講演会「３・11復興わが町の今そして明日」が７日、ソレイユさがみで行われた（ＮＰＯユーラック主催）。
会場を埋め尽くす大勢の市民の前で戸羽市長は『情報』について熱く語った。「震災前の情報では、『宮城県沖地震が30年のうちに90％以上の確率で起こる』と言われてきた。偉い学者も国もそう言ってきた。その予測では津波は50cmほど。しかし実際には３階建ての市庁舎を飲み込む津波が来た。『情報を信じるな』ということではなく、自分たちができることをしっかり考えることが必要です。まずは家庭、地域。相模原市には津波は来ないでしょう。ただし経験がないほどの大雨や竜巻など起こり得ます。まずはできることを必ず実践できるように準備しましょう」と呼び掛けた。
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