成人を迎えた障害者の門出を応援しようと、有志による「祝う会」が1月18日、相模原市立総合学習センターで開催され、新成人44名が参加して大人への一歩を踏み出した。会を主催したのは、障害者の保護者らでつくる「新成人を応援する会(藤井恵美子代表)」。
当日は加山俊夫相模原市長をはじめ来賓も参加して行われた式典の後、パーティーではお世話になった養護学校の教師や友人らと交歓し、旧交を温めた。
開催のきっかけは、横浜市で障害者の成人式を報じた新聞記事。相模原でも心に残る成人式を体験させてあげたいと、有志5人で活動を開始した。この間、同級生や知り合いの同い年の子を持つ保護者へのアンケートも行い、「開催したい」という多くの声に勇気づけられ、相模原市のこども青少年課や福祉政策課に相談しながら実現に向け試行錯誤を重ねる。その中で、市民活動サポートセンターのアドバイスにより自ら主催者として「新成人を応援する会」を立ち上げ、市や関係機関・団体の後援も得て今回の実現にこぎつけた。
最も腐心したのは関係者への開催の周知。養護学校卒業後、それぞれの道に進んでいる成人対象者全員に呼びかけることが難しく、各養護学校の同窓会で呼びかけたり、市内の福祉施設にビラを配るなどして、今回は100人以上に通知することができた。
藤井代表は「多くの方々の協力をいただいて1回目を開催できた。次回にしっかりつなげられるよう、この輪を大きく広げていきたい」と話した。
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