市は5月26日、国の基準に基づく待機児童数が昨年から93人減少し初めて0人(4月1日現在)になったと発表した。
市は2011年に待機児童解消を目的としたプロジェクトチームを立ち上げ、13年までに待機児童0人をめざしていたが達成できず。昨年度は認可保育所の新設や、小規模の地域型保育事業を新たに19カ所設けるなど、待機児童解消に向け積極的な事業を展開した。結果的に保育所定員は昨年度より1333人増え、2年越しでの目標達成となった。ただし、特定の保育園を希望し、他の保育園への入園を見送るなどの市内527人の「入園保留者」は待機児童数に含まれていない。
課題は「質」の向上
市では今後も保育所への需要が高まると予想。受入数確保だけでなく、保育士確保にも積極的に取り組み増加する需要へ対応していく構えだ。今年7月からは市総合就職支援センターに就職支援コーディネーターを配置し、潜在保育士の再就職を支援するという。
待機児童数ゼロが達成されたことに関して、市保育連絡協議会の小磯英次副会長は「定員が増え、より多くの人が保育所を利用しやすくなった。保育所が急激に増えた中で、いかに保育の質を高めていくのかが今後の課題になる」と話した。
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