認知症の人やその家族が気軽に情報交換できるほか、地域住民の憩いの場としても注目され、全国的に広がりを見せている認知症カフェ。大野北地区でも4月から同カフェがスタートし、人気を集めている。
「こすもカフェ」と呼ばれる同カフェ事業は、淵野辺駅北口の飲食店・アジアンダイニング龍(ろん)(淵野辺3の6の5)で月1回行われており、4月からこれまで3回実施されている。淵野辺を盛り上げようと活動する、ふちのべ星援隊の世話人でアクティビティデイサービス笑が家代表の廣瀬修一さんが発起人となり、商店街などの賛同を得て進められたもので、同店の協力のもと、誕生した。同地区社会福祉協議会など後援。
参加費は300円で、店内でコーヒーとパンが楽しめる。パンは淵野辺のパン店・ベーカリーノアが無料で提供。参加者らは舌鼓を打ちながら、相談や日頃の出来事についてリラックスして話しているという。「認知症の方、家族の方々は家にこもりがちになってしまうが、共感できる場が商店街にあることを知ってほしかった」と廣瀬さん。これまで実施したカフェすべてに参加した人もいるなど、早くもファンが付いてきた。今後はニーズに応え、事業の形を変えていく考えで、「ご家族で社会参加できるような形も取り入れていければ」と先を見据える。
実施日などは「こすもカフェ」のフェイスブックで検索を。時間は午後1時から5時。大野北公民館にチラシも置かれている。
問い合わせは、廣瀬さん【携帯電話】090・4130・8571へ。
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アゴラ春号5月3日 |
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