3位との直接対決制す ステラ 昇格へ前進
日本女子サッカーなでしこリーグ2部の「ノジマステラ神奈川相模原」(ノジマ/南区新戸)は9月26日、相模原ギオンスタジアム(南区下溝)で、日体大FIELDS横浜との第22節に2対1で勝利した。
全27試合を戦うリーグの終盤戦。1部リーグ昇格をめざすノジマは、前節までで1位のAC長野パルセイロ・レディースを追う2位。この日の一戦は、3位に迫る日体大との最後の直接対決で、昇格の行方を左右する重要な試合となった。
相手エースのスピードを警戒し、足の速いMF長澤まどか選手を守備的な位置に配した布陣で試合に臨んだノジマ。開始直後から中盤でボールを支配し、連動した動きでチャンスを作ると前半25分、FW川島はるな選手の右サイドからのクロスをFW南野亜里沙選手が頭で合わせてゴール。菅野将晃監督が「最高のゲーム」と称した前半を、1対0で折り返した。
後半も押し気味の展開。7分にMF吉見夏稀選手がFW権野貴子選手の左クロスを倒れ込みながらもゴールに押し込み追加点。試合終了間際に1点を返されたものの、反撃をそこまでに抑え、暫定2位を守った。
「きっちり守れたことで、攻撃も流れをつかめた。大きな1勝」と菅野監督は試合を振り返った。残る4戦は「自分たちのやってきたことを出し切るだけ」とし、「(直接対決で3敗した)長野が1位で上がるものと思って、うちは入れ替え戦で勝つ」と力強く話した。
この日も守備に攻撃にと躍動したMF尾山沙希主将は昇格に向け、4試合を「100%の状態で臨めるよう準備をしっかりして、最後の戦いをみんなで勝ちきりたい」と意気込みを語った。
リーグ1位になると、1部10位のチームと入れ替わり、自動的に昇格。2位の場合は、1部の9位チームとホーム&アウェイ方式で入れ替え戦を行い、勝てば昇格することができる。
次戦は10月10日(土)、姫路市立陸上競技場(兵庫県)でASハリマアルビオンと。
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アゴラ春号5月3日 |
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