市児童相談所が主催する里親講座が3日、相模女子大学で開催された。
様々な理由で保護者と一緒に生活できない子どもを里親世帯で養育していく「里親制度」。今月は制度の普及啓発を図る「里親月間」で、同所でも制度への理解を深めてもらおうと講座を実施した。講座は2部制で行われ、1部は恐竜たちが生きる世界を舞台に親子の絆を描く映画「おまえ うまそうだな」を上映。2部では、実際に里親として子どもを受け入れてきた人の体験談や、前茨城県高萩市長で、高校まで児童養護施設で育った草間吉夫氏の講演が実施された。草間氏は、自身の生い立ちや海外での事例を踏まえ、制度の重要性や、今後解決すべき課題などを話し、参加者は熱心に聞き入った。
会の最後には、相模原で里親活動をする「さがみの里親会」の新しいシンボルマークが発表された。同マークは女子美術大学の三谷桐子さんが、「あなたとともに、飛び立ちたい」という花言葉を持つ、「フウセンカズラ」をモチーフにデザインした。マークは同会の広報活動等に活用していく予定だ。
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アゴラ春号5月3日 |
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