キャリア教育の一環として、並木小学校で8日、企業の社長などによる講話授業が行われた。
同小では2学期の総合的な学習の時間を活用し、6年生が自分の夢について考えることができる機会としてキャリア教育に取り組んでいる。
10月は様々な職業に就く人が自らの仕事について語る講話が複数回設けられており、今回は地元印刷会社・タイヨー印刷株式会社(上溝)の長田功社長と、同社のデザイナー2人が講話を行った。講話の中で長田社長は、「仕事をする上では、お金を稼ぐことだけではなく、世の中の役に立つことが大事」と働くことの意義などについて話すと、児童らは真剣な表情で聞き入っていた。
その後、2人のデザイナーが実際に使用されているポスターをもとに、仕事の手順などを説明した。講話を聞いた杉山昌永君(6年)は「社会人になったら、もっと努力することが必要になると思う」と話し、働くことの難しさを感じるとともに、自らの将来を考えるきっかけにもなったようだ。