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「はやぶさ2」を軌道修正 地球スイングバイ実施

社会

公開:2015年12月10日

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(上)「はやぶさ2」光学航法望遠カメラ(ONC―W2)で連続撮影した地球(下)同機が日陰通過する頃の運用管制室の様子
(上)「はやぶさ2」光学航法望遠カメラ(ONC―W2)で連続撮影した地球(下)同機が日陰通過する頃の運用管制室の様子

10日に結果判明

 昨年12月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に接近した3日、JAXA相模原キャンパスでは、はやぶさ2の地球スイングバイを実施した。目標とする軌道に乗ったかどうかは12月10日頃に判明する見込みで、JAXAでは結果がわかり次第発表するとしている。

 昨年12月3日、種子島宇宙センターから打ち上げられたはやぶさ2は、2010年に地球への帰還を果たした小惑星探査機はやぶさの後継機で、太陽系の起源・進化と、生命の原材料物質を探るため、小惑星「リュウグウ」をめざし、航行を続けている。

 スイングバイとは、天体の重力を利用して惑星探査機などの軌道やスピードを変更する方法。少ない燃料で進行を続けるための有効な技術で、「はやぶさ」にも実施されている。

 スイングバイは3日の夕方から夜にかけて実施。はやぶさ2は日本時間の午後7時8分、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3090Kmを通過し、地球に最も接近したとされる。NASA深宇宙ネットワーク局から支援を受けた探査機の運用により、はやぶさ2の状態は、地球に近づき、その日陰(影)に入った際に健全性が確認されている。

 JAXA広報の大川拓也さんは「現在、プロジェクトチームがはやぶさ2の軌道の計測と計算を行い、データ解析を進めています。10日には何らかの結果が発表できる見込みです」と話している。

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