これまで一般的には男性の乗り物という印象の強かったバイクだが、最近では女性ライダーの姿も多く見受けられるようになった。個性を表現するファッションの一部として、また生活における便利な相棒として、バイクを楽しんでいる人も多いという。
バイク専門店「ホンダドリーム相模原」で営業職として働く吉田まいさんも、そんなバイクに魅了される女性ライダーの一人。吉田さんは学生時代、もともと原付(原動機付自転車)に乗っており、バイクへの興味などもあって同店に就職した。一般的にバイク店では、男性と比較すると女性社員は少ないが「私はサバサバした男っぽい性格なので、自分らしさを出せる」と今を楽しんでいる。仕事終わりには、職場の同僚らと1時間ほどのツーリングに出かけることも。愛車はホンダのCRF250M。ミラーやマフラー部分などを、自分好みにカスタマイズしているという。
バイクの魅力を問われると「車とは違う体感で、自然を満喫できるところ」と目を輝かせる。「女性なら150ccまではおしゃれに、250ccからは格好良く乗りたい方にぜひおすすめです」。最近では女性用のジャンパーやウエアが販売されているほか、女性だけのツーリングも企画されており、気軽に始めることができるという。
仕事を通じて、バイクの輪が広がった吉田さん。職場では、来店者のバイクのカスタムを見ることに楽しみを見出すほか、「たくさんのお客様と仲良くなれること」がやりがいとなっている。最後に、バイクを始めたいと考える女性たちへ「周りがサポートもしてくれるので、運転に不安でも怖がらないで始めてみてほしい。色んな人とツーリングなどを楽しんで乗ってもらえれば」とメッセージを添えた。