認知症の高齢者にやさしい地域づくりをめざし、昨年10月に発足した相模原市キャラバン・メイト連絡会は6日、ウェルネスさがみはらで福岡県から講師を招いて研修を行った。
同連絡会は、認知症を支援する認知症サポーターの養成講座の講師役を務める、キャラバン・メイトたちによる組織。各地域の実情についての情報交換やネットワークの構築、メイトたちの活動の充実を目的としている。
講習では、小規模多機能施設の施設長でNPO法人Linkマネジメント理事を務める土居孝男さんが、認知症支援について行政との関係がない時期の苦労や、協力機関を増やしていったノウハウなどを講義。「支援する際に、なぜサポーターを続けるのか、その原点をしっかり持つことの大切さ」を訴えた。参加者からは質問も飛び交うなど関心の高さがうかがえた。
今後の取り組みとして、同会では3月5日(土)にあじさい会館で活動報告会を行う。養成講座の方法や活動事例などが各地区のメイトらから発表される。事務局の市高齢者支援課では、報告会を通じ、スキルアップを図る考えだ。報告会は一般参加も可能。時間は午後2時から5時まで。問い合わせは事務局【電話】042・769・9249へ。