岡本太郎作品がグリホに 3月8・9日 一般公開
昨年12月にカルピス社(本社・東京)から相模原市に寄贈された、現代美術画家・岡本太郎氏制作の壁画「初恋」が、2月末に相模女子大学グリーンホール大ホールロビー(南区相模大野)に設置された。
この壁画は砕いたタイルを貼り付けたモザイクタイル画。相模原市企業誘致第1号であったカルピス社相模工場の建設を記念して、同社の創業者・三島海雲氏が親交のあった岡本氏に制作を依頼。工場と同じ1961年に完成した。
完成後は工場内のPR棟に展示され、仕事や見学で訪れる人に親しまれてきたが、同棟が2011年に取り壊されたのを機に公開されなくなっていた。そこで同社から「広く市民の皆様に鑑賞していただきたい」と申し出があり、昨年、市へ寄贈されたという。
作品は縦240cm、横444・5cm。50年以上の歳月が経っていたため、修復と洗浄、新たな額装も施された。壁画は2月下旬に設置され、2月29日から相模女子大学グリーンホール大ホールを利用する際に鑑賞できる。加えて、ホールを利用する予定がない人も見られるように、3月8日(火)・9日(水)の午前9時から午後8時までロビーを無料で開放し、誰でも入場できるようにするという。
記事に関する問合せは文化振興課相模原市民ギャラリー【電話】042・776・1262へ。
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にこにこが寄付5月2日 |
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