「『終活』や『エンディングノート』って、マイナスなイメージに捉えられがちだけど、本来は前向きな活動だと思うんです」―。
そう語るのは、それぞれの人生設計に合わせて保険や住宅ローンなどの資産運用についてアドバイスをするファイナンシャルプランナーとして活躍しながら、終活カウンセラーの顔も持ち、時にはマジシャン・ミスターTKとして地域を盛り上げる高橋和也さん。「終活」は「残された時間を考えて」行うのではなく、家族や友人など、これまでかかわった人たちへの思いを形にして残し、伝える、いわば「人生の棚卸」だという。
例えば、最近話題の「エンディングノート」。遺言書は法的に定められた方法で書かなければならず、制約が多いが、「エンディングノート」は自由に自分の思いを書くことができる。しかも、開封時期が定められていないため、寝たきりや認知症になった時のことを家族や周囲の人に伝えるツールにもなり、大切な人同士の揉め事を防ぐこともできる。「今後の自分の人生のことを改めて家族で話し合ったりするのはハードルが高いけど、ノートに書くのは簡単にできる。『俺は、私は、まだ元気だから』と言わず、今をより楽しく、前向きに生きるために書いてみてほしい」と高橋さん。
それぞれの人生設計にあわせて、税理士や司法書士、葬儀社などを紹介することで地域内のつながりをつくる役目もあるという終活カウンセラー。まずは、ご近所でこれからのことを、世間話ついでに話すことから始めてみては。詳細は、高橋さん【携帯電話】090・2254・2195へ。
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アゴラ春号5月3日 |
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