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返せる金額で計画を 住宅ローン組む際の注意点

社会

公開:2016年3月24日

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住宅ローンの基本を話す川上さん
住宅ローンの基本を話す川上さん

 理想の住まいを実現するために、お世話になる住宅関連会社を選ぶのと同時に、必ず考えなくてはならないのが、住宅ローンをはじめとする資金繰りについてだ。今回は、個々の人生設計に合わせた住宅ローンや保険などの資金計画についてアドバイスをするファイナンシャルプランナーとして市内を中心に活躍する川上壮太さん(サニーサイドファイナンシャルプランニング代表)に住宅ローンを組む際におさえるべきポイントを聞いた。

 まず考えなくてはならないのは、ローンの「期間」だという。一般的な会社に勤める人なら、ローンを組み始める現在の年齢から、65歳まで働き、その後年金生活を送るまでの収入と支出のほか、現在の貯金をもとに頭金をどれくらい用意するかなどを加味しながら、余裕のある計画を立てることが重要。つい、「友人がそうしたらしいから」「お隣さんがあんな家を建てているなら」と周囲と比べて考えたくなる人もいるかもしれないが、人生は十人十色。ライフプランに合わせて考えるのが基本だ。

 次に検討しなくてはならないのが、変動金利と固定金利の組み合わせ。経済市場の動向は、専門家たちによって様々な予測がされているが、素人の視点ではなかなかわからないもの。リスクは最小限にするのが望ましい。

 そして最後に、見落としがちなのが子どもの「教育費」。例えば、金融機関などで住宅ローンの相談をすると、現在の給料と生活費などの支出のバランスで1年間のローン計画が立てられ、その計画を35年間続けた場合を考えがちだが、子どもがいる世帯では、子どもが成長すればするほど、教育費がかかることを忘れてはならない。

マイナス金利の影響

 世間では、マイナス金利の影響で、固定金利が下がりつつあり、これから住宅ローンを組む人にとっては、借りやすく、今がチャンスだが、決して「借りられる金額」ではなく「返せる金額」でローンを組むことが大切だという。住宅関連会社同様、金融機関も3カ所くらいは手間を惜しまず、相談してみるのが良いそうだ。

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