地学の問題を解く能力や知識などを競う「日本地学オリンピック」の本選が11日に行われ、県立相模原高校2年の大澤淳平君が銅賞を獲得した。銅賞は金賞、銀賞に次ぐ上位10人に与えられるもので、相模原市内からの入賞は初。
予選の試験は1600人が受験し、本選へ出場できるのは成績上位者の約60人のみ。大澤君は予選を33位で突破し本選へ挑んだ。本選は筆記試験と岩石化石鑑定の実技試験。同高には地学の授業はなく、独力で学んできたという大澤君。大会前はテスト期間中だったが、過去問を解いたり、実技試験に向けて資料集を読み込んだりと、合間を縫って対策を続けた。
当日は「天文や地質の分野が難しく、あまり自信はなかった」というが、翌日に行われた結果発表では名前を呼ばれ表彰台に上がった。「応援してくれた友人や先生のために、賞を持って帰りたかったのでほっとした」
大澤君は「将来は歴史や地理の研究をしたい。そこで地学の知識も生かせたら」と未来を語った。
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