重工のトップリーグ(TL)初勝利がかかった16日の一戦。開幕4連敗とはいえ、前半リードして後半に逆転されるケースが多く、この試合も後半勝負の様相が漂っていた。選手たちも勝てそうで勝てない試合が続き、もどかしさを感じていたようだ。リードした後半、指揮官は「冷静に戦わせるため」と、1度目のTLを知るベテラン西舘健太を送る。終了間際、自陣ゴール前、相手の全力の連続攻撃が襲いかかる。同点トライを覚悟したファンもいただろう。だがベテラン起用が奏功したか、選手は耐えに耐えた。ノーサイドの瞬間、スタンドはどよめく。初TLから12年。ようやく味わえた勝利の美酒。目を真っ赤にするファンの姿もあった。猛攻をしのいだ先の大きな勝利。勝つことの難しさを改めて感じたが、1度目のTLで見た、あの重工の悔しさを知るものとしては、歴史に残る最高の勝利だった。 〈フナ〉
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