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「大切なのは関わり、知ること」 生活支援員 高橋さんに聞く

社会

公開:2020年12月3日

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 共生社会の実現をめざす中で、家族や医療・福祉関係者でなければ、普段の生活の中で障がいのある人と接する機会はそう多くはないのではないだろうか。社会福祉法人相模福祉村が運営する障がい者支援施設「たんぽぽの家」(田名)で、生活支援員として障がい者福祉に携わる高橋聖(きよ)さん(26)さんに、現場の声を聞いた。

 ―どんな方が施設を利用されているのですか。

 「自宅での生活に困難を抱える、知的障がいや精神障がいのある方々が利用されています。利用者さんは18歳から80歳代までいらっしゃいます」

 ―どのような支援をされているのですか。

 「入浴や排せつ、食事など日常生活の介助や、就労、機能訓練、健康管理などの支援を行っています」

 ―施設利用者の方は、どのような日常を送っているのでしょうか。

 「平日の午前中は活動時間で、手芸や陶芸などの作業や、高齢の方は機能維持のため、運動や体操もします。午後は入浴や爪切り、耳掃除といった衛生支援や、ぬり絵や折り紙などの自由な時間を過ごします。午後6時に夕食をとり、10時には消灯します」

 ―障がいのある方たちに対し、どのように接したらいいのでしょうか。

 「笑顔でやさしく接すれば利用者さんも笑顔で応えてくれます。伝えたいことがある時は、わかりやすく話すことを心がけていただけたらよいと思います」

 ―共生社会の実現に向けてできること、考えていくべきことを教えてください。

 「『知らないこと』は、一番怖いことだと思います。私も最初は、障がいのある方に対してわからないことが多く、関わりにくいと思うこともありましたが、関わりをもってその方を知ると、良いところがたくさん見えてくる。そうすると壁がなくなるのかなと思います。関わりを持って欲しいと思います。ただ、初めての人と話すのが苦手、という障がい者の方もいらっしゃいますので、時間をかけて、だんだんとお互いのことを知ることが大切だと思います」

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