ラグビートップリーグの16チームに下部組織のトップチャレンジリーグの上位4チームを加えた計20チームが戦い、今季の優勝チームを決定する「ジャパンラグビートップリーグ2021プレーオフトーナメント」が4月17日に開幕した。地元ラグビークラブの三菱重工相模原ダイナボアーズは同日、パロマ瑞穂ラグビー場(愛知県)でチャレンジリーグ3位のコカ・コーラレッドスパークスと対戦し24対17で勝利、トーナメントの2回戦へと駒を進めた。
大粒の雨が降る中、試合開始。前半6分、ラインアウトからのモールでHOの安江祥光がトライ、SOのジェームス・ウィルソンがしっかりゴールを決め、7点を先制。12分にはラインアウトからの攻撃でFLのジャクソン・ヘモポがトライ、ジェームス・ウィルソンのゴールも決まり、このまま重工がゲームを優勢に展開するかに思われた。しかしその後、コカ・コーラに1トライ、2ゴールを決められ、14対10のわずか4点差で前半を折り返す。
後半5分、コカ・コーラにトライを奪われ、追いかける立場となった重工は、敵陣で攻め続けるが、なかなか決定機をつかめない。そんなピンチを救ったのは36分、CTBマイケル・リトルのトライだった。逆転に成功した重工は最後まで攻めの姿勢を見せ、終了のホーンが鳴り響いた直後、マイケル・リトルがこの日2本目のトライを決め、接戦を制した。
グレッグ・クーパーHCは「雨の試合だったのでハードな内容になることは予想していたが、選手たちは最後まで自分たちのラグビーを遂行しようとしてくれた。特に控えの選手たちがパフォーマンスを落とすことなく、勢いを与えてくれたことが良かった」と試合を振り返った。マイケル・リトルは「後半は我慢の時間が続いたがチームのストラクチャー(陣形の維持)を続けることでチャンスが生まれると信じていた。次の神戸製鋼は国内でトップクラスのチームなのでチャレンジできることが楽しみ」と力を込めた。
プレーオフ2回戦は4月24日(土)、東大阪市花園ラグビー場で神戸製鋼コベルコスティーラーズと対戦。午後2時半開始。
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アゴラ春号5月3日 |
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