103万円の壁に訴え
国税庁による税に関する作文募集で、県立相模原高校(中央区横山)2年の木村愛子さんの作品が優秀作品に選ばれた。昨年12月6日、相模原税務署の伊熊宏紀署長らが同校を訪れ木村さんに表彰状を授与した。
作文募集は全国の高校生および中等教育学校生(後期課程)を対象に例年行われているもの。今回のテーマは「税の意義と役割について考えたこと」。800字以上1200字以内でこの夏に応募がかけられた。
木村さんは中学生のとき、この募集(中学生を対象としたもの)を知り今回初めて応募した。
木村さんは高校生になりアルバイトをする中で初めて「103万円の壁」(所得税が発生するボーダーライン)を知った。自身がその壁に直面すると思いが募り、ペンを走らせた。作文は「訴え」という題名で所得税をテーマに「働くことで社会のためになりたいと思っているのになぜ働くことができないのだろうか」「壁を少しでもあげてほしい」などと訴えた。作品を読んだ伊熊署長は「きびしい主張。大人に対しての訴えであり、非常によく的を得ている」と評価した。
なお同署によると市内の高校生での受賞は木村さんのみ。
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