今月9日から3日間、山口県で開催された第66回国民体育大会に、相模原高校3年の森山大誉くんが岩手県代表として出場した。
森山くんは岩手県大船渡市出身。地元のスイミングスクールで3歳から水泳を始め、これまでに2回国体出場を果たしている。
東日本大震災では自宅が被災したため相模原市に避難し、今年4月に同校に編入した。震災によって活動拠点を移した場合でも、震災前に住んでいた県の代表として国体に出場できる「特別措置」が適用され、100m自由形の岩手県代表選手として出場する運びとなった。
大会前、「自分のためだけではなく、出場できることに感謝しながら精一杯泳ぎたい」と出場する喜びを語っていた森山くん。当日は惜しくも予選敗退となったものの、「今まで乗り越えてきたこと全てが力になる。今後は進路の実現に向けて、目標を見据え前に進んで行ってほしい」と同校では話している。