南RC(ロータリークラブ)が複写機贈呈 「先生に休息を」 実用的な支援
相模原南ロータリークラブ(足立旬一会長)ではこのほど、震災で被災した大槌(おおつち)小学校(岩手県大槌町)に感熱式拡大複写機(ポスタープリンター)などを贈呈した。
「本日、悠弥君はお休みです」―。支援のきっかけは4月26日の新聞記事。この春、大槌小学校へ入学予定だった祝田拓実さんの長男・悠弥君は津波で行方不明に。悠弥君欠席の中、仮施設で入学式が行われ、担任の教諭はクラスのみんなに”お休みの報告”をした。
この記事に心を打たれたクラブメンバーの中村辰雄さん(=写真中央/千代田)は、同校の教頭に直接連絡をとり、支援をかって出た。辞書50冊、鍵盤ハーモニカ20台などの教材を2回にわたり手渡した。
そして今回、中村さんによる支援の続きをクラブで行うことに。9月、同校に不足品を問い合わせたところ、「教科書などの資料を拡大する複写機を支援いただけないか」との連絡が。クラブでは早速プリンターを手配し、10月4日に配送。5日、キャンディや駄菓子などを車いっぱいに詰め込み、クラブを代表して中村さんが現地を訪問した。震災以来、ほぼ無休で業務を続けているため、「先生たちが少し休めるようになり、本当に感謝しています」とお礼の言葉をもらったそうだ。
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