ストライドの大きい粘りの走りで全国に輝け――。
7月の県選抜陸上大会で、男子200m走、400m走の2種目で全国標準記録を突破した清水開登選手(中央中)が、同2種目で8月19日から開催される全国中学校体育大会(愛知県瑞穂陸上競技場)の舞台に立つ。全国大会への出場は今回が初めて。200m走で上位進出、400m走で狙うは優勝だ。「全国に自分の名を轟かせる走りをしたい」と意気込む。
もともと校外の硬式野球クラブに所属していたが怪我もあり、1年の冬に陸上部へ転向した。顧問の大谷真信教諭は「ストライドの大きい、伸びやかな走りが魅力」と話す。
400m走では5月の市民陸上競技選手権大会で全国標準記録を上回る51秒54の大会新記録で優勝。その後も県選抜で51秒49、県通信陸上競技大会で50秒98と自己ベストを連続して更新している。一方200m走は全国標準記録をなかなか切れずにいたが、県選抜で自己記録を大幅に更新する22秒87の好タイムで出場を掴んだ。大谷教諭は「まだまだ記録が伸びる」と太鼓判。練習では200m走も22秒70まで記録が伸びた。強豪選手に負けない、伸びやかな走りが全国に届く日までもうすぐだ。