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未知の世界へのチャレンジ はやぶさ2ミッションマネージャ 吉川真氏 に聞く

公開:2014年1月1日

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■吉川真氏 プロフィール■宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授。1962年2月6日生まれ。51歳。東京大学理学部天文学科、同大学院卒業。現在は、人工衛星や惑星探査機などの軌道決定について研究を進めている。
■吉川真氏 プロフィール■宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授。1962年2月6日生まれ。51歳。東京大学理学部天文学科、同大学院卒業。現在は、人工衛星や惑星探査機などの軌道決定について研究を進めている。

 感動的な帰還を果たし、日本中に宇宙ブームを巻き起こした小惑星探査機「はやぶさ」。その第2のミッションが今年度中に打上げを予定している。そこで今回、ミッションマネージャを務める吉川真氏にミッションへの意気込みを伺った。

現在の進捗状況は?

 JAXA相模原キャンパス内の施設で、実際に宇宙に行く探査機本体の組み立て作業を進めています。探査機には数多くの装置が組み込まれます。それらを一度に組み上げるのではなく、各装置を取り付けながら、それぞれの装置が正しく動くかの確認試験も合わせて行っています。

はやぶさ2の打ち上げに期するお気持ちは?

 まずは探査機をきちんと作り上げることに専念しています。プロジェクトメンバーをはじめ、各装置の製造メーカーの方など、開発に携わっている全員が一丸となっています。はやぶさ2が宇宙に行く前に「やるべきことは全てやった」と言えるようにしたいですね。

はやぶさ2について注目してほしい点はどこですか?

 はやぶさ2がめざす小惑星の岩石には、水や有機物が含まれていると考えられています。かけらを持ち帰って調べることで、生命となる材料になった物質の謎に迫ることができるかもしれません。今回は、小惑星の表面だけでなく、地下の物質の採取にもチャレンジしたいと考えています。

何か市民との交流行事等予定されていますか?

 打ち上げ時にはインターネットライブ中継などのイベントを検討しています。より具体的な内容が固まりましたらお知らせいたしますので、ご期待ください。

宇宙(科学)を通じて、相模原の子どもたちの未来に何をもたらしたいですか。

 未知の世界にチャレンジする勇気を伝えられればと思います。できることをやり切った上での失敗は、恥ずかしいことでも怖いことでも決してありません。将来を切り開いていく力を蓄え、いろいろなことに挑戦してもらいたいですね。
 

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