日本女子サッカーの2部リーグにあたる「プレナスチャレンジリーグ2014」。南区新戸を本拠地としている「ノジマステラ神奈川相模原」(ノジマ)は、2試合を残して16勝1分3敗の勝ち点49で、現在16チーム中2位。1位になれば、来期のなでしこリーグ(1部)自動昇格が決定する。シーズンは佳境を迎え、昇格へ向けチームのムードも高まりを見せる。
チャレンジリーグは13日までに第20節を終了し、スペランツァFC大阪高槻(大阪高槻)が1試合を残して16勝4分1敗の勝ち点52で現在1位につけている。
なでしこリーグへの自動昇格には、チャレンジリーグ1位になることが条件。2位だった場合は、なでしこリーグの9位チーム(10位は自動降格)とホーム&アウェイの入れ替え戦を行い、勝てば昇格となる。3位は昇格できない。
2012年2月のチーム発足以来、なでしこ入りを目指してきたノジマは今年、シーズン序盤で4勝3敗と出遅れたが、そこから9連勝を含む12勝1分と奮起。菅野将晃(かんのまさあき)監督が「大一番だった」と振り返る9月27日の日本体育大学女子サッカー部戦では、MF吉見夏稀選手がハットトリックを決め3対0と快勝。2位を争うライバルを突き放した。
ノジマは11月2日(日)のシーズン最終戦で、大阪高槻との直接対決を控える。次節10月25日(土)に、ホーム最終戦のアンジュヴィオレ広島(アンジュ)戦と大阪高槻戦でともに勝利すれば、1位が決まる。アンジュ戦で引き分けた場合、最終戦での勝利が1位の条件となる。アンジュに勝ち、大阪高槻と引き分けた場合は得失点差で順位が決まるが、1位になるためにはアンジュ戦で8点差以上での勝利が求められる。
シーズン最大のヤマ場を迎え菅野監督は、「この2試合をトーナメント戦の準決勝と決勝という位置づけで戦う。勝ちにこだわる」と意気込む。アンジュ戦については「自力ではまさっている。しっかり自分たちの力を出して、先取点を取っていきたい」、大阪高槻戦は「1点を争うゲームになる。我慢して守り、その中で引かずに多くないチャンスを決められるかどうか」と分析する。
キャプテンの尾山沙希選手(MF)は、試合展開について「失点は許されない」と守備の重要性を強調。また「負けられない戦いが続くので、そこに向けてピークをもっていっている」と現在のチーム状態について話し、「勝てば昇格という熱い試合になる。勝ってなでしこ入りを決めたい」と抱負を語った。
25日は南区新戸のノジマフットボールパークで午後1時に試合開始。尾山選手は、「アンジュ戦は会場がホームなので、ぜひ観に来ていただき、パワーをもらえたら」と話した。
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