新しく創設されたJ3リーグで迎えた今季。SC相模原は、昨季チーム得点王のFW御給匠選手らが退団し、攻撃陣に不安の残るなか開幕を迎えた。ホーム・相模原ギオンスタジアムで行われた開幕戦では、のちにリーグ優勝を果たす金沢に0対4で大敗。得点力不足とともに、守備の脆さを露呈する結果となった。
チームは早速、戦力強化に取りかかる。2節終了後、元日本代表FWの高原直泰選手を電撃獲得。起爆剤となることが期待されたが、チームの調子は思うように上がらず、リーグ中盤には早くも優勝争いから脱落した。7月にはブラジル代表選出経験を持つMFトロ選手を獲得するも、チームの低迷は続く。終盤、意地の3連勝で光明を見出したが、序盤の取りこぼしが響き6位でリーグを終えた。
来季へ向け高原選手は「一人ひとりがもっと自覚と責任を持ってプレーしないといけない」とし、望月代表は「失点が多く、勝ち点を取りこぼす試合が多かった。まずは守備を強化したい」と課題を挙げた。チームは8日、新監督に辛島啓珠氏が就任すると発表。今季、JFLの佐川印刷京都をリーグ年間2位に導いた手腕に再建を託した。
新監督を迎え新たな船出を切るSC。課題の守備力強化を図り、来季こそJ3リーグの頂点をめざす。
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アゴラ春号5月3日 |
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