保護者も集い行われた卒業式
専門的矯正教育を行う神奈川医療少年院（中央区小山）で10日、同院に在院する少年の中学校卒業式が行われた。
この卒業式では、義務教育を修了した在院者に対し、在学先の各中学校から教職員が集まり合同で卒業証書を授与している。今回は、北海道から関東甲信越、静岡の中学校の教職員が駆けつけた。
卒業生11人に卒業証書が授与された後、中学校を代表して奥村仁校長が祝辞を述べ、「自分を見失わずに人生を構築していってほしい」とメッセージを送った。院生もあいさつに立ち、「卒業式でこの場にいるのは本意ではないと思いますが、前を向いて進んでください」と話した。
最後に卒業生らが次々に登壇し、「迷惑をかけても捨てないでくれて、ありがとうございました。社会で仕事を頑張ります」などと関係者に対する感謝の言葉と、今後への決意を示した。
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アゴラ春号5月3日 |
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