学校への侵入者から子どもの安全を確保するため、田名小学校(井村勉校長)で18日、相模原署協力のもと「不審者侵入対応訓練」が行われた。
同訓練は、万が一何者かが校内へ侵入した場合に、教職員による児童の安全確保、児童が自らの安全を守るための行動の習得を目的に行われた。
訓練は不審者が授業中の校舎に侵入した場合を想定し、実施された。不審者役の署員が教室の前に現れると、担任は児童に退避行動をとるよう指示。児童は速やかにドアを閉め、不審者の視界に入らないよう床に伏せた。その後、全クラスの安全を確保した上で、数人の教職員が不審者を取り囲み、校長室へと連行。学校から連絡を受け、駆けつけた署員が不審者の身柄を確保し訓練を終えた。
同様の訓練は市内の各校と相模原署が協力して行っており、同校では3年前から教職員向けの訓練を行ってきた。
訓練を終え、井村校長は「教職員は今までの訓練で身に付いたことが十分に発揮できていた。児童も予想以上に素早く行動することができていたので、良い訓練だった」と話した。
訓練後は全校生徒向けに、署員が訓練の講評と、子どもの連れ去り事件防止の講話を行った。署員からは「何かあったときは、先生の指示をしっかり聞くように」などと話すと、児童たちは真剣な表情で聞き入っていた。
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アゴラ春号5月3日 |
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