今年一年の無病息災を祈願する相模原の正月の風物詩「寒中水泳大会」が1月1日、相模川高田橋付近で行われた。
今年で55回目を数える相模川での寒中水泳のはじまりは1962年。当時市内にはなかった市営プール設営の早期実現と、市内での水泳の普及・発展を願い、田名地区の伝統行事である「的祭」にあやかった形で、第1回目が開催された歴史を持つ。
昨年は雪が降る寒空の下行われたが、今年は気温13度、水温10度と寒さの和らいだ晴天の中での実施となった。好条件に恵まれたこともあり、参加人数は昨年より20人ほど増え、174人が参加。参加者はハチマキにふんどし姿などになり、高田橋下流より相模川に入水した。川下へ50mほど泳いだ後に一旦退水し、川上より再び入水した後、川に浮かぶ船の上に用意された的をめがけて矢を放ち、今年一年の安全と健康を祈願した。大会を終えて、主催の市水泳協会の樋川芳雄理事長は「大会当日は晴天に恵まれて、参加者のみなさんは楽しそうに泳いでいました。今後も相模原の伝統行事として続けていきたい」と抱負を述べた。
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アゴラ春号5月3日 |
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